第一巻

ミニ土呂幕?のお話



2006年春のだんじりで、突如として登場したミニ?土呂幕。 以下がその写真です。

新しい試みかと思いきや、実はコレ、大昔はつけていたそうです。
OBさんの雑談中に、「昔はちょうさい棒の上に小さい土呂幕をつけてたんやけどなあ」
と言ったのが全ての始まり。
「じゃあ、小屋に残ってるんちゃう?」と、だんじり小屋をガサガサしてみたら ビンゴ!
以下の物がでてきました。

名称不明のため、ここでは”ミニ土呂幕”と表記します。
このミニ土呂幕、昭和39年新調と、中々年季の入ったものです。
これをつけて曳かれていた旧だんじりの写真もあるので載せときます。
ちなみにS50年頃です。


何故近年つけなくなってたかというと…
中二階や屋根に登るとき、どうしても踏んでしまい、すぐにやぶれたりで面倒だったからだとか…??
まあ、そんなこんなの過去があったみたいですが、とりあえず春に一度復活させてみようとなったわけです。


で、春のだんじり後、「なかなか良かったんちゃう?秋もつけようや!」となりました。 でも、s39年のはさすがにもうボロボロ。だから同じのを新調しようとなったのですが… 時を同じくして、OBさんの家から超古いだんじりの写真が発掘され、 そこにはなんとs39年とは違うミニ土呂幕が写っていたのです!

軍服姿の人々。戦前かと思われる。

鎖状の絵柄が入ってるのが分かると思います。
あるOBさん曰く、「s39年に新調したやつに絵柄がないのは、戦後の予算難で絵柄を入れるのが厳しかったんだろう。 おそらくこの鎖が入ってるのが真の姿ちゃうか〜?」とか。
ってわけで、「絵柄を入れる」「春と同じ無地のまま」で意見が真っ二つに分かれてしまいました。 少数ながら「ミニ土呂幕自体、つけんでいいんちゃう?」という意見もありました。
<ってか俺(笑) ゴメンナサイ>

結局、すったもんだの末、絵柄をいれることになり、2台のだんじり用に
「写真の鎖状のもの」「千鳥がとんでいるもの」
の2枚を新調することになりました。
2006年の秋祭りから、鎖状⇒西地車、千鳥⇒東地車につけて運行中です!


第一巻 完